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発泡スチロールの止水性とは?

発泡スチロールは、その軽量性や断熱性能などの特徴から、建築業界で広く使用されています。

しかし、発泡スチロールの止水性については、疑問を抱く人もいるかもしれません。

そこで、この記事では、発泡スチロールの止水性について詳しく説明します。

 

まず、発泡スチロールは、その構造上、通常の条件下では水を吸収しません。

発泡スチロールは、微細な気泡が連続的に閉じ込められているため、水分の浸透を防ぐバリアとなります。

このため、室内や屋外の環境で、発泡スチロールを使用した建築物や構造物は、通常の雨や湿気から

十分な保護を受けることができます。

ただし、完全な防水性能を期待する場合には、追加の処理や材料が必要になることがあります。

 

例えば、屋外で使用する場合には、発泡スチロールの表面に防水コーティングを施すことで、

耐水性を高めることができます。また、発泡スチロールを使用した地下構造物や水槽など、

水密性が重要な場合には、専用の防水材料を追加することが一般的です。

 

さらに、発泡スチロールは熱可塑性の材料であるため、高温や火災にさらされると変形や溶解する

可能性があります。そのため、発泡スチロールを火災に曝すリスクのある場所で使用する場合には、

適切な防火対策が必要です。

 

結論として、発泡スチロールは通常の条件下で水を吸収しませんが、完全な防水性能を求める場合には

追加の処理や材料が必要です。

使用環境や用途に応じて、適切な防水対策を講じることが重要です。

 

【また測定方法は下記になります】

発泡スチロールの止水性は、試験片(T10㎜×W10㎜)をセットして圧縮率ごとに漏水がないか、

水深100㎜にしたときまでの時間を測定します。

圧縮率毎に水漏れの有無を確認し、「〇」「△」「✕」で評価を行います。

 

※圧縮率は20%だとT10㎜→8㎜となります。

※「〇」30分以上水漏れなし、「△」10分以上30分未満に水漏れあり、「✕」10分未満に水漏れあり