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発泡スチロールの圧縮応力とは?

発泡スチロールの圧縮応力とは、圧縮力(物をつぶす方向の力、引張力の反対)を加えた時、

部材内部に生じる力(内力)です。

 

圧縮応力は、外部から加えられた圧力または力に対する材料の応答で、

発泡スチロールは軽量で空気が多く含まれている材料であるため、圧縮応力は比較的低いことが一般的です。

 

発泡スチロールは、クッション材料や断熱材として広く使用されており、

圧縮応力が低いことはこれらの用途に適しています。

発泡スチロールは圧縮されたときに、多くの空気が押し出され、

材料が圧縮された状態を維持しにくい性質を持っています。

 

ある物体に対して、圧縮方向に力(荷重)をかけた際、その外力のことを圧縮荷重と呼びます。

この圧縮荷重は言葉の通り荷重であるため、その単位は「N(ニュートン)」や「kgf(キログラム重)」で表します。

 

一方で、応力とは単位面積あたりの荷重のことであるため、圧縮荷重の単位は普通の圧力と同じ

「Pa(パスカル)」で表現することができます。

 

よって圧縮応力と圧縮荷重の換算(変換)としては、圧縮応力=圧縮荷重÷面積で求める値で

単位は「kpa」で表し、数値が小さい程柔らかい傾向にあります。

 

圧縮応力は一般的に材料の特性や使用される状況に依存し、材料の密度、厚さ、および

圧縮速度などの要因が影響を与えます。

この圧縮応力の特性は、材料工学や設計において重要であり、材料の選択や設計プロセスにおいて

考慮されることがあります。




〈関連FAQ〉

・重量物を載せた場合どの程度圧縮されるのか?

・発泡スチロールの見かけ密度とは?