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発泡スチロールの耐溶剤性とは?

発泡スチロールの耐溶剤性とは、塗膜が溶剤に浸っている状態でも変化しにくい性質のことを言います。

塗膜の耐溶剤性の評価は、評価対象を規定の溶剤に浸し、所定の時間が経過した後に、

塗膜の変化(ふくれや割れ、はがれ、色、つや、溶け出し)、溶剤の外観変化を確認し、評価を行います。

 

発泡スチロールは一般的には溶剤に弱いと言われています。

これは、発泡スチロールが主にポリスチレンというプラスチックから作られ、

このポリスチレンが多くの有機溶剤に対して溶解または軟化する性質を持つためです。

 

例えば、アセトンやトルエン、エタノール等の溶剤が発泡スチロールに接触すると、

表面が溶けたり、形が崩れたりする可能性があります。

また、これらの溶剤が内部に浸透すると、発泡スチロールの絶縁性や保温性が低下する恐れもあります。

 

したがって、発泡スチロールを使用する際には、溶剤との接触を避けることが重要となります。

これが発泡スチロールの「耐溶剤性」に関する一般的な知識です。