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熱抵抗値(R)の求め方は?

熱抵抗値(R-value)は、材料の断熱性を示す指標で、単位面積あたりの熱伝導を阻止する能力を表します。

熱抵抗値は主に建築材料の選択や断熱性能の比較に利用されます。

 

熱抵抗値は以下の式で計算されます: R = d / k

ここで、 R は熱抵抗値, d は材料の厚さ(メートル単位), k は材料の熱伝導率(W/m・K)です。

 

この式から分かるように、材料が厚ければ厚いほど、また熱伝導率が低ければ低いほど、

熱抵抗値は高くなります。つまり、熱抵抗値が高い材料ほど、その材料は熱を伝えにくい、

すなわち良好な断熱材と言えます。

 

ただし、熱抵抗値は材料の種類や厚さだけでなく、温度や湿度などの環境条件にも影響を受けるため、

実際の使用環境を考慮した評価が必要です。また、熱伝導率は材料ごとに大きく異なり、これを知るためには

製造元から提供される情報や公的なデータベースを参照する必要があります。